ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

▼　005.


「"ちょっと早めの招待状"?!
　それって、まさか…」

美月の家のパソコンに、謎のメールが届いたのだ。
"ちょっと早めの招待状"というサブタイトル付きで。

「うん…。
　トランプの代わりに。　
　って…」
「そんな…。
　何て書いてあったの?!」

メールの中身。
美月は鉛筆と紙を取る。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
　
　　　　　　　　　*+★ 美月ちゃんへ ★+*
　　　　　　　　　〜　ちょっと早めの招待状　〜

　　　　　はじめまして(^O^)／そしておめでとう！
　　　　　美月ちゃんは、美血と染胡ちゃん、
　　　　　そしてなかまとあそべることになったよぉ！
　　　　　いつもは、ポストにトランプを入れるんだけど、
　　　　　もううずうずしておさえきれなくなったのぉ(>_<)
　　　　　だから、11がつのだい一しゅう金よう日、
　　　　　美月ちゃんをむかえにいくよぅ(*^_^*)
　　　　　おしゃれしてまっててねぇ★
　　　　　もし、にげたりしたらぁ…

　　　　　痛い思いしちゃいますよぉ(`皿´)ノ
　　
　　　　　　　　　*+★ 美血、染胡ちゃん、仲間より ★+*

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

美月が白紙にゆっくりと書いた文章は、幼く、そして恐ろしいものだった。
"ちょっと早めの招待状"。出したのは、美血、染胡、そして仲間。
一体誰なのかは、11月の第一週金曜日に明かされる。

「殺されるくらいなら…
　遊ぶ」
「美月…」

痛い思いする、とはとても深い意味。
2人は気づいていた。






窓に張り付く血まみれの少女。



"痛い思い、しちゃいますよぉ。
　ホントに、ホント。
　　だから、皆とあ〜そぼ。"