ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:   遊びましょ。【修正版.】 √イメソン募集! ( No.33 )
日時: 2011/03/27 11:03
名前: 稚瑠.(*´ω`*) ◆HFiyh0WTc. (ID: 5RAlDtaS)

▼ 010. 



ポストを恐る恐る覗く。
そこには…

「きゃあああああああああっ!!」

赤い、紅い、ハートの、"クイーン"のトランプ。
来た…ついにわたしにも来た!
トランプの横には、裂けた熊のぬいぐるみと、
女の子の人形があった。
どちらとも目が取れ、
そこから血がポタポタ垂れていた。
なんで…?!このふたつ、人形でしょ…?!

「見ぃつけたぁ」
「…逃げませんでしたね、血緑ちゃん」
「こんにちはですぅ。
 …いっぱい、遊びましょう?」
「…我は紅狼。
 …言っとくが女だ」
「うふふ、私は蟻巣。貴女は何て名前?」

次々に少女が話す。
七瀬は頭の中がこんがらがって
何が何だか分からなくなった。

「蟻巣、このお姉ちゃんはぁ、
 七瀬お姉ちゃんって言うんだよぉ!」
「七瀬、かぁ…あはっ、
 痛々しい名前!」
「なっ…」

蟻巣と名乗る少女が飴をくわえる。
そして話す。

「私達の名前、皆いいでしょ?
 染胡、美血、血緑、紅狼、そして蟻巣。
 そしてこの子たちが、私のペットの…


 "ant"ちゃんよっ」

ant…?!って、蟻?!
蟻巣が見せる箱の中には、大きな蟻。
うじゃうじゃいて、…気持ち、悪い。

「もし、逃げたら…
  
     この子たちがお前を喰うわ」

??!!
く…う…?喰う?って…?

「分かってるんでしょぉ?
 …antちゃんもお仕置きするけどぉ…
 私達だって、"お仕置き"するからね?」

—————— っ !!!!


「染胡ちゃぁ〜ん…
 そろそろ、出発しましょ?」
「そうねぇ、きゃははっ!
 美月ちゃんは先行ってるわ。
 さあ、行くわよぉ、あはっ」

その途端、目の前が真っ暗になった。
わたしは今、一体どこに居るの?















(  さよなら  )

.