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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 遊びましょ。【修正版.】 √参照100突破! ( No.45 )
- 日時: 2011/03/29 11:52
- 名前: 稚瑠.(*´ω`*) ◆HFiyh0WTc. (ID: 5RAlDtaS)
▼ 015.
「殺しますよ。染胡ちゃんだって、
誰だって」
「な、何を言っているのぉ?!!
七瀬を殺しなさい!!
染胡を誰だと思っているのぉっ!?」
な、何…こんな時に仲間割れ??
七瀬はすることもなく、骨になった心を見た。
チラッと美月の方を見る。美月も心のことが…
わたしより大好きだったのだ。
美月は眼を見開き、目の前にある光景に安堵する。
戦意を失い、ナイフは観覧車のふもとにある。
七瀬は思う。
もしかして——…
これで良かったのか、と。
「血緑!!何をブツブツ言ってるのぉ?!
染胡は七瀬を倒せと言っているのよぉ?!」
「でも…殴ったのは染胡ちゃんですぅ…
ほらぁ…血射ちゃんも言ってますぅ」
血射ちゃんとは、血緑のペットだ。
一見可愛い猫に見えるが、怒ると一変し、
人々を襲う。
たとえ、自分を育てた親でも、血緑でも。
「血射ちゃんの方が強いですぅ…
丁度血射ちゃんお腹すいてるんですってぇ…
…どうします??」
「くっ…分かった、分かったわよぉ!!
殴ったことは謝るわ。
さあ七瀬を殺りなさい!!」
今度こそ、蟻は七瀬を睨み、血緑は血射に話しかける。
ああ、もう終わりなんだ。
わたしが死んだら…美月は助かる。
ん…でも…
わたしが死んだって、美月がわたしを殺さないと駄目なんじゃ…
「行け、antちゃん達!!」
「血射ちゃん、ターゲットは…
No.01の、染胡ちゃんよ」
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