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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 遊びましょ。【修正版.】 √参照100突破! ( No.50 )
- 日時: 2011/04/01 11:44
- 名前: 稚瑠.(*´ω`*) ◆HFiyh0WTc. (ID: 5RAlDtaS)
▼ 016.
「染胡ちゃん…
ごめんね」
「なっ、何を言っているのぉ?!
七瀬を殺してぇっ!!」
な、仲間割れ…。
心の亡き妹…小野田 染胡ちゃん。
もはや面影もない心の死体に七瀬は困惑した。
何で妹が居るって言ってくれなかったの?
わたしは———…心にとって一体何?
「…血射ちゃん…
これでいいんだよね?」
血緑が血射に話しかける。
染胡は肩を震わせ、叫ぶ。
「何を言っているのぉ?!今まで一緒に行動してきたでしょぉ?!
此処まで来て、№01の染胡を殺すってどういう事ぉ?!
いい加減にしてよぉ!謝ったじゃないのぉっ!!」
「——…我は…」
叫ぶ染胡が停止する。
と言うか、動けない状態だ。
紅狼が喋る。
紅狼の力は…刻を止める事?!暗示…か?!
「我はと言うか…我たちは。
お前なんか嫌いだ」
「えっ…?!」
嫌い…?
此処まで来て、わたしを潰そうとして、嫌い?
何なの…?!
「…七瀬、今までごめんね。
だから…プレゼント」
紅狼、蟻巣、美血が七瀬に近づく。
プレゼント…?いや…
怖い。
逃げようとしたが
「きゃっ?!」
動けない。
「暗示を掛けた。まあ逃がしてもいいんだが…
これはお前のためだ。逃げたら殺ると言ったはずだぞ、
お姉ちゃん」
紅狼の暗示っ…
どうしようっ…
「はい、これです。
どうぞ」
渡されたのは、赤い包み。
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