ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ▼ 遊びましょ。√参照100突破! ( No.72 )
日時: 2011/04/05 19:05
名前: 稚瑠.(*´ω`*) ◆HFiyh0WTc. (ID: 5RAlDtaS)


▼ 005.



ピチャ・・・ン.



「わあっ?!」



夕飯を食べ.風呂に入る.
その時.水が落ちた.
それは.さっき使った体タオルからだった.



「な.何だあ…」



さっきの.夕飯の"あれ"から.敏感になった.
別にあの子が食べたとは信じてないけれど.
何か怖いのだ.
まだ名前もない.あの可愛い人形が.



「ふう…」



溜息をつき.肩までは入る.
もう一度同じような事があったら
どうしようか.
捨てると言っても.髪まで整え.その上
服も作ってあげたんだ.今さら捨てるなんて
無難だろう.
相談したって.信じてもらえるとは限らないし.
...一体どうしろと言うんだ.



「…逆上せる.
 出よう」



結論を出すには時間がかかる.
逆上せる事を予想し.出る事にした.

バスタオルを胸から下に巻き.髪を拭く.
人形は今.棚の上.
風呂に入る前.絶対あそこに置いたよね.
動いてたりしたら...
そっとリビングを覗こうとした時...



「きゃあっ?!」



足元に.人形が居た.
何で?!何で此処にいるの?!
わたしは棚に置いた.あの棚の上に…!!
棚をパッと見た瞬間.


…居ない.


足元には.人形.
それは間違いもなく.花柄の服を着た人形.
動いた.もしくは歩いた.
あの棚から.此処まで.


怖いよ…怖いよ…!!!


誰か一緒にいて…!!


誰か助けて…!!!


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