それが悠希の聞いた最後の言葉だった。悠希は泣きながら、とにかく走った。——私の記憶はそれだけだ。気付いた時には、学校にいて保健室の先生に抱えられていた。先生に聞けば、すごい勢いで飛び込んできた私は、先生にしっかりと説明したあと、意識を失ったらしい。警察には先生が連絡し、すぐに警察が駆けつけたが、残されていたのは秀の血だけだった。その後、1日経って3キロ先の山で見つかった秀は、人間の形をしていなかった。あの犯人が秀を切断し山に捨てた、それしかなかった。