「だから、私はその……彼女のためにも犯人を捜すの。」奏真はハッとして、そして言う。「俺も全力で捜査にあたります。」私は、とても嬉しかった。真剣にこの事件のことを考え、犯人を捜すと言った奏真が。秀のことを忘れていない人がいたことに。