私が奏真と出会ってから、約1年が経った。凶器が見つかってから、有力な情報は得られていなかった。期待された凶器には指紋は一切ついていなかった。そんなとき突然『H市少年殺人事件捜査部』が全員集められた。新しい情報が入ったのか、と喜んでいた奏真と私。しかし、部長から告げられたのは残酷な現実だった。「今日をもって、この『H市少年殺人事件捜査部』を解散とする。」えっ……。解散?秀はどうなるの?