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ハッとして、声のほうを見る。


奏真だった。


どうやってここを見つけだしたのか。

悠希には、もうどうでもよいことだったが。



「邪魔をしないで。

私、やっと犯人を見つけて復讐できるの。」






「秀はそんなことして喜ぶのか!?」





銃を構える腕がゆるまる。





「秀は、どんなやつだったけ？」




「秀はね、とにかく優しい人だった。

いけないことはどんな理由があっても、してはいけないんだって、いつも言ってた。」




「じゃあ今、悠希がしようとしているのはなんだ？」



「人を殺そうとしてる。」




「秀はどんな理由があっても、してはいけないことはダメだって言ったんだろ!?

そんなことで秀は喜ばない!!」