嬉しい、嬉しい、嬉しい!!奏真も同じ同じ気持ちみたいだ。署長室を出ると、いろんなひとからおめでとう、って言ってもらった。「悠希、秀に伝えに行くか?」「うんっ!!」今まで、秀のお墓に行くのは気が引けていた。現実を突き付けられるのが怖かったから。今は晴れ晴れとした気持ちで向かえる。もちろん秀が死んでしまったのは、今でも涙がでるほど悲しい。でも、犯人を見つけられたことで、やっと現実と向き合うことができる。