ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ハロウィンの夜に ( No.132 )
日時: 2011/09/21 18:05
名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: eHv1NYKC)


第13話^^


あれから数時間、歩きに歩いた私達はやっと最初の街についた。
魔界の街だから、もっとおぞましい物を想像していたが、
街は意外と綺麗で、例えるならRPGゲームの街に似ている。
ずっと歩いていたせいでくたくただったはずなのに街を見るや疲れは吹っ飛んだ。

「わー!!すごーい!!」
「おー!!こんなとこ初めてだ!!」

無邪気にはしゃぐ私とリクを微笑ましい目で見ながらラニィは地図を広げる。

「えーと・・・、あっあったよ〜」

ラニィが笑顔で指さす先には一件の建物。
看板には『宿屋』と彫られている。

**

「わーい♪ふかふかベットだぁ〜♪」
ラニィは宿屋の二人部屋のベットで転がっている。

「そういえば、ここでの時間って現実と一緒なの?」
ふと浮かんだ疑問を問う。
現実と一緒ならば、一刻も早くこの世界から脱出しなければいけない。

「??げんじつ?」

きょとんとしたラニィの顔。
私はラニィにこれまでのことを話した。

「ふぇ〜!!沙里奈は異世界の人なんだぁ♪だから変な服なんだねぇ〜」

ラニィはふにゃふにゃ驚いて・・ダメだ当てにならない。

とりあえず今日はこの街で夜を過ごすこととなった。






                 〜続く〜


今回、リクがあんまでてないのは、忘れて・・たんじゃなく、部屋が別だから!です!!

                 by椎菜