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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ハロウィンの夜に ( No.7 )
- 日時: 2011/03/25 10:55
- 名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: BfXEK8t.)
第2話
『10月31日』
今日は10月31日、ハロウィンの日だ。
「はぁ〜・・。何で昨日、かずりん機嫌悪かったのかなぁ・・・。」
いつもなら、幼馴染の私の言う事、聞いてくれるんだけどなぁ・・・。
いつもの帰り道、私は一人だった。
帰りは、隣に和馬がいた。1年生のころからずっと一緒にいたが、
あまり意識したことはなかった。
一人で帰るのは、初めてだぁ・・・さみし・・・。
とか考えていると、踏み切りに差し掛かった。
この踏み切りを過ぎるともうすぐ家だ。
「あれっ!?」
向こう側から、人が歩いてきた。
けど、踏み切りは下がり始めている。
人影は急ぐ様子もなくゆっくりとこちらに向かってきた。
「!!!!!!」
ガタンッガタンッガタンッガタンッ
電車が走っていった。いつの間にか無意識で顔を覆っていた手をゆっくりとはがす。
「????」
そこには誰もいなかった。
「きっ気のせいだったのかなぁ!?気のせいだよっ!!うん・・・。」
それから家に帰るとまだ十二時三十分だった。
今日は学校の先生の会議みたいなので4時間授業だった。
ヒマすぎたので、向かい側の和馬の家に遊びに行こうかなぁとか考えているうちに一時になった。
「よーしっ!行こっと」
〜続く〜
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