ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ハロウィンの夜に ( No.75 )
日時: 2011/05/11 19:30
名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: eHv1NYKC)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

じゃっ
続き〜

第九話

確かにラニィの言うとおり、ポケットから棒とかぼちゃからぶっとい本が出てきた。
「この棒・・・木・・。」

どこにでもありそうな、木の棒。

「おーい!!」
なんか遠くで叫んでるけど、無視無視!!

「まぁ、木だね。」
「・・・木だね。ってしょぼすぎない!!??」
「ボタンを押せばいいんだよ!」
ボタン・・・。この変な出っ張りかな?

「おい!!無視すんなって!!!」
!!!なんかいきなり寄って来た!!

ぽちっ

「あっ!!」
思わず押してしまった。
「ぎゃう!!」
手に衝撃が走る。
良く見ると、棒が伸びている。伸びた部分が、死霊使いの頬にささっていた。
一応謝っておこう。
「あ、ごめんね。」

「無視した上に、攻撃しやがって!!」
暗くてよく見えなかったけど、赤い髪に青い瞳。
頬が赤く腫れてた。

「あのさ、ネクロマンサーってあんた何者?」
ラニィがごちゃごちゃ言ってるのに聞く。
「おれか!おれは、かの有名なリク様だぜ!!」
「「誰ですか?」」
即答&ハモリで、結構ショックを受けたようだ。

「そんで、この棒どーすんの?」
「コレを・・、どーすんだっけ?」
「話し聞けよ!!あと、教えてやってもいいぞ!」
『何こいつ』みたいな視線を送ってから、会話を続ける。
「この本は?」
「ん?これは〜」

「聞けよぉ!!教えてやるからぁ!!スルーとかやめて!!」
「すぐ終わるの?」
「急ぐのか?じゃあ、付いて行ってやってもいいぞ!」
「「結構です。」」

またあの顔。
「このあとは、三ノ屋敷にいくよ!」
何それ?
「じゃあ、付いて行ってや・・」
「「結構です」」

「じゃあ、付いて行かせて下さい」



そんなこんなで一人増えて、三ノ屋敷に行くことになった。
良く分からん人二人と、良く分からん所に行くなんて…。
これからどーなるんだろ。私。


           〜続く?〜