ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

—アリスと黒兎— ( No.2 )
日時: 2011/03/27 17:06
名前: なのは。 (ID: teK4XYo.)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

 Story Ⅰ『Arisu&siona』

大きな木の扉。白い塀。アリスの紋章が縫われた旗。
そう此処が皆の憧れ、アリスの本部ハウスです!!

私は、シオナ・レバイド・サノンバウス
……通称シオナです!!

私は今日、憧れのアリスになるために遥々
アリスの町『テナノタウン』まで来ましたのです。
あれ?興奮しすぎて言葉が可笑しいですね……。
あっはっは☆まぁ良いですよね!良いでしょう!

さあ早速ノックしてみます。

「コンコンコンコン」

あ、コンコンが2個多かった……。

ギギギギギギギギギ……。

重そうな音と共に、背の高い女性が現れました。

「あ、あの私アリスににゃりたくて…。」

あぁ。初っ端から噛んだ!
私、自他共に認める上がり症でして……。
新しくあった人には3年ぐらいたたないと
まともに顔を見て話せません。

現れた女性は、またこういうのが来たよ。
どうしてこういう馬鹿は絶えないか……。
みたいに溜息をついてます。

「あの、何か御用ですか?
って言うか試験に合格していらっしゃった方ですか?」

学校の試験なら合格した来ましたので……。

「はい。」

思わず返事してしまいました。
すると女性は、急に顔が明るくなります。

「あぁ。ならどうぞどうぞ!!
皆さん!あの有名な、ナトリさんが
居らっしゃいましたよ!!!!」

はい?
ナトリ?
私はシオナです。ナトリではありません。
一文字もかすれていません。
何時を勘違いされていられるのでしょうかこのお方。

「さあ、どうぞどうぞ!」

女性に手を引っ張られ、為すがまま為されるがままです。

あぁ。私は一体どうなるのでしょうか!!!!!

          続く