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Re: 能力者レベルゼロ  Liars' feasts ( No.25 )
日時: 2011/04/07 16:46
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: MlJjY9/z)
参照: バケモノ図鑑 №1 クマムシ  所々ウィキより引用

緩歩動物と呼ばれる、実際はとても小さい。
クラウンが戦闘を行ったクマムシの体長が熊並みなのに対し、実際は50マイクロメートルから、1,7ミリメートル。
熱帯、北極、南極、温泉、海洋、陸上の地球上のありとあらゆる場所に適応し、どのような場所であっても大体は住み着くことが可能と言う馬鹿げた生命力を誇る。
餌となるのは、動物や植物の体液。 だが、堕作者Neonの勝手な憶測により、歯があれば固体でも食べるのでは? と言う安直な考えで作中の巨大クマムシには歯があり、個体を食べることも可能にしている。
クマムシ自体はおよそ1000種類以上が確認され、そのうちの約170種類が海に住んでいるとか。
だが、陸上に存在するクマムシも、陸上に生える海苔の仲間などの隙間に住み着き、水中に近い環境で生活する。

その体は、基本的には頭部1環節と胴体4環節からなり、キチン質の厚いクチクラで覆われている。  クチクラとは、細胞が外部へ分泌されることによって発生する丈夫な膜だそうで、何だか汚い気も……
4対の脚には関節がなく、先端には基本的に4-10本の爪、または粘着性の円盤状組織が備わっている。

クリプトビオシス 以下、ウィキより引用
クリプトビオシスは無代謝の休眠状態のこと。緩歩動物はクリプトビオシスによって環境に対する絶大な抵抗力を持つ。周囲が乾燥してくると体を縮めて樽状になり、代謝をほぼ止めて乾眠(かんみん)と呼ばれるクリプトビオシスの状態の一種に入る。樽(tun)と呼ばれる乾眠個体は、下記のような過酷な条件にさらされた後も、水を与えれば再び動き回ることができる。ただしこれは乾眠できる種が乾眠している時に限ることであって、全てのクマムシ類が常にこうした能力を持つわけではない。さらに動き回ることができるというだけであって、その後通常の生活に戻れるかどうかは考慮されていないことに注意が必要である。

乾眠状態には瞬間的になれるわけではなく、十数時間をかけてゆっくりと乾燥させなければあっけなく死んでしまう。乾燥状態になると、体内のグルコースをトレハロースに作り変えて極限状態に備える。水分がトレハロースに置き換わっていくと、体液のマクロな粘度は大きくなるがミクロな流動性は失われず、生物の体組織を構成する炭水化合物が構造を破壊されること無く組織の縮退を行い細胞内の結合水だけを残して水和水や遊離水が全て取り除かれると酸素の代謝も止まり、完全な休眠状態になる。

乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を0.05%まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。
温度 : 151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。
圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。
放射線 : 高線量の紫外線、X線等の放射線に耐える。X線の致死線量は57万レントゲン。(ヒトの致死線量は500レントゲン)
この現象が、「一旦死んだものが蘇生している」のか、それとも「死んでいるように見える」だけなのかについて、長い論争があった。現在ではこのような状態を、クリプトビオシス(cryptobiosis '隠された生命活動'の意)と呼ぶようになり、「死んでいるように見える」だけであることが分かっている。乾眠(anhydrobiosis)はクリプトビオシスの一例である。他にも線虫、ワムシ、アルテミア(シーモンキー)、ネムリユスリカなどがクリプトビオシスを示すことが知られている。

なお、クマムシはこの状態で長期間生存することができるとする記述がある。例えば、「博物館の苔の標本の中にいたクマムシの乾眠個体が、120年後に水を与えられて蘇生したという記録もある。」など。教科書や専門書でも、そのように書いているものもある。ただし、この現象は実験的に実証されているわけではなく、学術論文にも相当するものはない。類似の記録で、120年を経た標本にて12日後(これは異常に長い)に1匹だけ肢が震えるように伸び縮みしたことを観察したものはあるものの、サンプルがこの後に完全に生き返ったのかどうかの情報はない。通常の条件で樽の状態から蘇生し動き回った記録としては、現在のところ10年を超えるものはない。また、蘇生の可否は樽の保存条件に依存し、冷凍したり無酸素状態にしたりすると保存期間が延びることがわかっている。また、宇宙空間に直接さらされても10日間生存していたことが発見され、動物では初めての発見となった。ただし、この宇宙からの生き残りは700匹中わずか3匹で、しかも生殖能力が失われている可能性が高い。