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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 憎的殺気感染注意報〜憎しみの鎖参照、返信100突破!!感謝! ( No.133 )
- 日時: 2011/04/04 08:57
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
#14
私が教室に入ると、いつもと変わらぬ声が響いた。
「あれぇ?また来たんだー。じゃあ、覚悟はあるんだね?」
私は正面から、三人をにらみつけた。
教室の皆は、他人事、という風にしゃべっている。私のほうには目もくれない。
私は表情を変えなかった。強いて言えば、少しだけ怯えていた。
百合亜がいたって、心強いだけではないか。
姿は見えないんだし、百合亜は何もできないのではないか?
私は、後ろを振り返った。
『大丈夫だよ、そのまま教室入って』
私は軽く頷き、三人を押しのけようとした。
「あれ、逆らうのかな?………殺すよ?」
私はその声に、足が動かなくなってしまった。
——やっぱり同じだ。
私は髪をひっぱられ、床に転がった。
6本の足が私を蹴り、踏み潰し、転がした。
——痛いよ……。
私が百合亜を盗み見ると、百合亜が、下を向いて、震えていた。
どうしたのだろうか。
私がそのまま見ていると、百合亜が急に顔を上げて、こちらに近づいて着ていた。
憎い…?
百合亜が繰り返す、憎いという言葉に、身の毛がよだった。
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