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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 椿原小学校探偵部【第1話更新】 ( No.5 )
- 日時: 2011/04/01 18:24
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
「……煩い」
思わず耳をふさいでしまった愛香は、改めて顔をゆがめた。
「だから何?」
「どうしてあんなに敵対同士だった二人が勉強会なの!?」
「どうしてって……。気まぐれ」
「そんな気まぐれがあってたまるかぁ!!」
固まっていたかなたがようやく口を開いた。愛香はきょとんとしちている。
幼なじみだからと言って、そこまで反論されるとは思っても居なかったからだ。
「何?」
「何じゃないって!どうしてあんな奴と」
「別に良いじゃない。私の勝手」
「ああ、こうやって子どもは親から離れていくのかっ!?」
「いや、私あんたの子どもじゃないし」
「おかーさんは許しません!」
「あんたに許されなくても良いよ」
すっかりキャラが崩壊したところで、かなたはようやく我に戻った。
そして深呼吸を3回すると、愛香に作り笑顔を見せた。
「行ってらっしゃい、愛香」
「その気持ち悪いほど爽やかな作り笑顔はやめろ」
その言葉と同時に、かなたのお腹に右ストレートが気持ちいいほどに決まった。
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