ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 双子の能力者〜オリキャラ募集中(更新再開) ( No.98 )
日時: 2011/08/10 17:59
名前: 天翔(元:聖夜) (ID: 9s07GxNq)

脱出Ⅱ


「オイっ!!お前!!ナチュラルか?俺を助けてくれ」

お前って俺か?

声がした方を振り向くと扉の窓から青年がこちらを見ていた

俺と同じように閉じ込められたのだろう

扉によっていくとドアノブに変な機械がついている

カードかなんかをかざすやつだろう改札口についてるやつに似ている

「どうやって開けるんだ?」

俺は扉の中の青年に聞く

「知らない・・・そこは君が頑張るんだろう?だって君は自力で脱出したみたいだし」

しらねぇのかよ!!なんにしろ紅い光を試してみるほかないだろう

人差し指を機械にくっつけて光を出してみる

さっきの弱弱しい光よりは強いがまだ細い光が機械にあたる

ピピッ!!

機械の作動音がして扉が少しあいた

なんかあっけないな・・・

「さすが!!僕が見込んだだけはある君のミッションインポッシブルはすごいよ」

青年は扉をくぐりながら出てきた

「どうも・・」

「僕はアレックス・武富・竜太だ君は?」

アレックス・・・確かに黒髪で黒い目日本人だが少しハーフっぽい顔立ちだ。

武富竜太ってえらいかっこええ名前だ

「俺は高飛飛翔だ」

「アレックス&飛翔・・・」

ぼそぼそとひとりでなんか言ってる

「いいじゃないか僕たちいいコンビになれる」

あぁそうかい・・・

「周りにもたくさん仲間がつかまってるんだ助けなきゃ」

「他にも?じゃ俺はこっち側のドアをやるから君は・・・」

アレックス手で待ったの合図をした

「僕の能力は人に栄養をあたえることなんだ。これでどうやって扉を開けるんだ?」

は?なんにもできないじゃん・・・栄養失調の子供助けに難民キャンプ行けよ・・・

「栄養ほしい?」

栄養か・・・いらないよ

「大丈夫だ。十分間に合ってる」

「そっかならいいんだ。それじゃあ・・・僕は周りを見張ってるよ」

俺は近くにあった扉から中をのぞき人の有無を確認する

三つ目の部屋には小学生くらいの子供がいたこんな子供まで閉じ込めてるのか

今開けてやるからな

紅い光を扉に放ったつもりだが指先で少し光っただけだ

「くそっ!!」

なんでだ?

「どうだ相棒」

声を潜めていかにも脱出作戦をやってるかのように話してる

「力がよわくなってるエネルギー切れかな・・・」

「エネルギー?ここで僕の出番だ」

アレックスはうんうんとうなづいて俺の肩に手を置いて目をつぶる

そのとたんだるかった体が軽くなり手足に力がみなぎった栄養補給してくれたのか

「ありがとうアレックス」

「どういたしましまして」

なんか変?だけどまぁいいや

俺はもう一度扉に向かってたった

今度は太くて色の濃い光が機械にあたり扉があいた

「大丈夫か?助けに来たんだ一緒に脱出しよう」

俺はこどもにそういって次のドアに向かった

その間にアレックスが子供のほうへ行く

次の扉には女の人黒髪と白髪がはえていてアニメのキャラみたいなきれいな色を醸し出している

扉を開け助けに来たと言ってからまた次の扉へ次は20才くらいの男だ

暗い雰囲気を醸し出している

「助けに来た一緒に逃げるぞ」

その次の扉20歳くらいの女の人だ

周りの人と違うなんか別世界にいるみたいな人だ

「助け・・・」

「私を助けにきたのか面白いことをする輩だな」

まぁ助けにきたって伝わったか・・・

次の扉へ次の扉へ

最後に怜紅を見つけた

「ありがとう」

怜紅は俺の心を読んだみたいでいきなりお礼を言ってきた

全員が救出されたみたいだ

つかまっていたのは俺を含めて18人

「出口は?どっちだ」

俺のつぶやきに一人のおばさんが答えた

「見てみるから体を守って」

おばさんは白目をむき体から力が抜けたように倒れた

とっさにアニメ髪が体を受ける

「どうしちゃったんだろう・・・」

灰色髪と目をあわすびっくりしたことに彼女の眼は金色だった・・・

すげぇ〜アニメでしかそんな目見たことないや怜紅は青いけど

「はぁぁぁーーーーーーー」

倒れたおばさんが起きた

「見えたわこっち」

なにが見えたのか分からないけどなんらかの能力をもったナチュラルの人だから信用できる

「みんなこっちだ」

俺の号令でみんながついてくる

絶対脱出するんだこの変な所から

「なぁ飛翔僕たちはデススターから脱出してるみたいじゃないか?」

走りながらアレックスが聞いてくる

全くコイツは・・・なんで今この状況でスターウォーズなんだよ

「そうかもなでもオビ・ワンみたいに死ぬ人はださないさ」

「それでこそわがパートナーだ」

納得されても困る・・・