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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.121 )
- 日時: 2011/07/18 09:33
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)
とある軍にて戦闘のさなかだというのに兵士が声を潜めて隣の兵士に話しかけた。
「おい、知ってるか? 面を付けた『紅宵月』の話……戦が起こると ふらりとやってききて、出会った奴に質問するんだと」
恐ろしげに語る兵士に、はなしかけられた兵士は興味をそそられたのか、身を乗り出す。
「へぇ、それで?」
「答えられないと即あの世行きだってさ」
「……で、なんて聞いて来るんだ?」
その兵士は唾を飲み込んだ。
「あぁ。……ただ一言——」
そこまで言った時、話していた兵士の首が宙を舞った。
話しかけられていた兵士は腰を抜かし、その場にへたりこんだ。
肩で切りそろえられた黒髪に赤色のメッシュが入っている。
面で見えないが目は黒か藍色をしているようだった。
紅がひかれた唇をゆがめ、その人物はこういった。
『 敵 ハ 、 何 処 カ シ ラ ? 』
その後、その戦場は両軍の壊滅によって幕を閉じた。
亡くした者は
(大きな犠牲)
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