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「——何……これ……」

僕は目の前の戦場を見て愕然とした。
カタカタと手が震える。
それは、怒りによるものなのか、それとも……

「もう戦争はやらないんじゃなかったの……!?」

一人で呟くように言うが、応える人は誰もいない、でも、応える人間が居ないほうが己には相応しいのかもしれない。
唯の殺し合いと化した戦争に吐き気を覚える

「——誰の為の戦なんだよ……」

乱暴に頭を掻き毟った。
何故か胸が締め付けられるように痛い。

「——何の為の戦なんだよ……!?」













僕たちの戦争
（意味を失った戦争）