ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 探偵マル秘事件帳 ( No.2 )
日時: 2011/04/06 23:01
名前: つくね ◆/4d63w6b6Y (ID: PmZsycN0)

プロローグ

犬もあるけば棒に当たるって言うけど、それはある意味うちの所長様も同じ。歩けば必ず事件に当たるってぐらい、事件の巻きこまれ率が高い。
しかもその事件、全部が全部不可能犯罪チックなメンドイやつなんだ。



おまけに所長は謎と来れば何でも飛びついていきやがるから、こっちはいい迷惑だ。
そして、彼女のもっともメンドイところは、突飛な発言で俺を振り回すこと。
今だってそうさ。これまでの事件を小説方式でまとめろなんて無茶な頼みを押し付けてきた。俺は小説家じゃないっての。



でもまあ、何だかんだ結局言うこと聞いちゃってる俺も俺なんだろうけどさ。
そんなわけで、今日も所長は何か事件の情報を掴んだらしく、こっちを見てニヤニヤしてくる。
こういう時、所長はいつものセリフで俺を外に引っ張り出すんだ。










「行くよ朔矢君! 謎が私を呼んでいるっ!!」

—ってね。