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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の日常はどっち? ( No.33 )
- 日時: 2011/05/04 11:17
- 名前: ゆn ◆/ouM5WC8CY (ID: XLtAKk9M)
「ほら、早く行けー。お前重たいんだよ。高校一年にもなってさぁ……」
俺は、ウッザ!! と、心の中で悪態をつきながらゆっくり床に下ろしてもらう。
「凪風……あの」
「そうだ。俺、お前のクラスに行くわ。なんか、お前一人危なっかしいし? うん。そうするから、じゃっ!」
凪風は、俺の話しを遮り自分の言いたい事を言って直ぐ走って行ってしまった。
「んだよ……人の話しきかねぇでっ!!!」
とか、言いながら保健室の扉の横の壁を思いっきり蹴る。
なんか、保健室の中が煩くなったけど……気のせい……うん。きのせいなんだよ!
「ちょっと、りーんー? アンタなにしてんの……」
……この声は魅愛っ!? なんでコイツがいるんだよ……。
「そんな顔してもダメだから……てか、嫌がった顔をするなー!」
「うるせぇよ! てか、なんで俺の居るところ判るんだよっ!」
お前教室にいただろ! って言ったら魅愛はきょとんとした顔をする。
さすが……天然。
「あ、そだそだ。壁は蹴るものじゃないんだからね?」
俺の顔の前に人差し指を立てて注意をする。
「いや……知ってるけどさぁ。イライラしちゃって♪」
キャハッ☆と言わんばかりの顔で言ってみる。
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