ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Black Fox:48 ( No.10 )
日時: 2011/04/21 20:45
名前: X4 ◆DnM7GZ7i7Q (ID: BL8fZ.Pl)
参照: この物語では色々事実との相違があります。



 AM.12:45



「ミハイル、ロッサ、スルタン、パヴェル、ヴィクトル…今日はアメリカの政治家、ウィリアム・シャーザンがレストランに食事をしに来ているとの情報が手に入った。今こそアメリカの政治家を殺す時だ。 まずはレストラン内の民間人を一掃しろ。政治家の周りには恐らく護衛者が居ると思われる。護衛者と民間人を殺して政治家を生け捕りだ。分かったな?」
テロリスト内のリーダー格と思われる男がメンバーに指を指しながら説明を続ける。
今回は珍しくアメリカの政治家が敵対しているロシアのレストランに食事をしに来ている模様だ。
理由はまだ不明瞭であるが、恐らくロシアと仲直りをしたい一心なんだろうか。
その機会をテロリスト…否アメリカを嫌っているロシアの人々は逃さなかった。
秘匿で行われる武装団体への武器輸送が、レストランでの食事という情報を手にした事により前よりも活発になっているのも事実だ。
これを機に反アメリカ団体および民間人たちはアメリカへの良い報復となる。と考えているのだろう。

「了解!」
メンバーの一人であるミハイルが大きな声でそう言った。
そして他のメンバーがミハイルの声を聞き、同じ言葉をリーダー格の男に大きな声で言い放つ。


「よし、ロッサとスルタンは俺に着いて来い。 パヴェルとミハイル…そしてヴィクトルは俺の後ろ5m離れて着いて来い。分かったな。」