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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Black Fox:48 ( No.22 )
- 日時: 2011/04/24 13:14
- 名前: X4 ◆DnM7GZ7i7Q (ID: BL8fZ.Pl)
- 参照: ウィリアム48歳。
「ASUから派遣されたライギーと、ヴェッフェンです。」
体中重そうな防具で固めた男が2人、リシングスキー達の前で敬礼している。
ここは船底。 沢山の兵士が海中から貨物船に忍び込み、武器の準備を整え、話をしている途中だ。
と言っても、貨物船の地図を手渡したり、武器の整備を行っているだけで、大した事はしていないのが現状。
「ロシアの貨物船は駄目だな。 潜水艦を収納するスペースが何故か存在しており、そこから貨物船内部に入れてしまう。墓穴を掘った以上俺達の勝利は確定した、ほら、行くぞ。」
リシングスキーはまるでロシアの貨物船の事に知悉の様な口ぶりを見せる。
妙に冷え切った船底に米兵とASU兵以外の人影は見当たらない。
辺りには貨物や巨大な箱…貨物船独特の雰囲気が滲み出ている。
「船底貨物倉から船底機械室にへと移動する。 ベルデット、クリア、スリディア、ライギーは待機しろ。」
リシングスキーがそう言うと、名前を呼ばれた兵士達は辺りを警戒しながら、ゆっくりと銃を下ろす。
「アルバート、ヴェッフェンは俺に続け。 行くぞ。」
そう言うと、三人は銃を構え進んだ。
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