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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Black Fox:48 ( No.5 )
- 日時: 2011/04/19 19:48
- 名前: X4 ◆DnM7GZ7i7Q (ID: BL8fZ.Pl)
- 参照: しゅたげおもしろい!
「敵軍が後退しています!我が軍の勝利です!」
「よし、ストライカー装甲車で追跡しろ!私たちはここに残る。頼んだぞ!」
「了解!」
煙が舞い、血は飛び、人が倒れ、いつしか静寂になるのが戦場だ。
人々はいつからか武器を手にし、同じ種族である人間を殺戮の的にした。
そして今、時代が変わっても、人間は昔の人々と同じ戦いを、現代的に繰り広げている。
それは何年経とうが、同じだ。
「グレネード!」
その勢いのある声と共に、放り投げられる手榴弾。
投擲された手榴弾は見事な放物線を描き、相手のジープにへとたどり着く。
「敵のグレネー…うわあぁああぁぁあ……!」
グレネードはジープを運転する民兵の背中辺りに落ち、一秒程経ったあと爆発する。
ストライカー装甲車の上に設けられた機銃を扱わず、手榴弾で片付けるのはプロフェッショナルと呼べるのだろうか。
「大佐! 奴ら、右の狭い道を通って逃げました… 残念ながらストライカーじゃあ大きすぎて通れません。」
「……あの野郎共め!覚えてろよ!」
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