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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 崩れた少女の殺し屋物語 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/14 21:43
- 名前: 空洞@君の夢で見たんだ (ID: lxH2OECm)
パート1
彼女は歩いていました
私は彼女を見守ることしかできぬただの影です
いつ死ぬのか、彼女と舞い散るのか、楽しみにしています
彼女は殺します。出会って知ったすばらしい人を
彼女は男と出会いました
男は言います
「あなたはブサイクだ。何もできなさそうな顔をしている」
彼女は答えます
「何故あなたはそう思った。初対面に失礼だ」
悲しそうな顔で微笑む彼を彼女は殺したくなりました
彼への幸せ、差し上げたい
「君は幸せ?、僕は幸せ」
「私は殺し屋、ベガだ。幸せなど無い幸せを作るのだ」
正しいことをきちんと、彼女はいつも言う
彼は次々と自分の気持ちを言って行きました
何かを彼女にぶつけるかのように
「俺は今幸せだ。彼女もいる。結婚を予定していた
だが、彼女はさきほど亡くなった。死んだんだ
残酷な話し、指輪を渡す前に消えてしまった
ひき逃げだ、車は見つかってない。見つかったら俺は持ち主を殴ってしまいそうだ
彼女の足は何回も引かれてバリバリに砕けていたそうだ
手も、顔も、見れる状態じゃなかったんだって
顔を合わせられないんだって、目も・・・合わせられないんだって
きれいだった足も、手も・・・・握ったり、歩いたりできないんだって
もう心臓も動かないんだって」
彼は何も考えていないかのような彼女にあたり続ける
彼女は彼の目を見て無言無表情できいていた
後悔は消し崩そうよ
悲しみは憎しむ前に変えてしまおうよ
幸せに、
さよならと言いたい
涙を赤く
染めて
素敵に
彼女は涙を流した
いってき、ポタリと
悲しいどころか勝手に
流れること無い涙を素敵に
彼は・・・・車にひかれた
女の人と出会えたかな?彼女はそう考えながら東京の道をあるくのです
彼はぐしゃぐしゃだったけど素敵に死ねたんだね
また1人救うことができた
彼女の旅はまだつづくのです
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