ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 殺人鬼少女の罪〜これはただの遊び〜 ( No.50 )
- 日時: 2011/08/02 11:08
- 名前: クリスタル (ID: d9npfmd5)
33人……か。もっと殺したい。今度は一人、一人丁寧に刻みたい。指を一本一本切って、バラバラにして、『人』とは呼べない姿にして殺してみたい。そうだ。この村の人を全て殺すことは簡単な事だからもっと楽しんで……一人ひとり殺していこうか。
明日からは少しづつ………丁寧に………そして最も残酷な殺し方をしよう。
例え、もう人に戻れなくてもいいから。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。ころしたい。コロシタイ。ころしたい。ころしたい。ころしたい。ころしたい。殺したい。ゼンブ、コロシタイ……
☆
初めての殺しから3ヶ月経った。私の住んでる村では7人の死体が見つかった。全てバラバラの死体。この3ヶ月に死んだ7人は、皆私が殺した。
そして、今日………今、私の大切な大切なお姉ちゃんが誰かに殺されていた。その『誰か』が私のマネをして、お姉ちゃんはバラバラにされていた。
今日は午後から雨が降ってきたが、お姉ちゃんは、傘を持っていかなかったから迎えにいった。そしたら、バラバラの血だらけのお姉ちゃんが落ちてた。
私は、泣いていた。
人が死んで泣いたのは、これが初めてだ。私の姉、夜空 沙月(さつき)は、私にとってかけがえの無い存在だった。殺す気もなかった。なのに、誰かに殺された。
犯人を見つけて、必ず殺す。誰よりもむごい死に方で……!
ふと、誰かの気配を感じた。私のお姉ちゃんを殺した犯人だろう。
………あれ? あの子は、私の親友? 大切な、大切な……いや、違う。違…う。信じたくない。違う。あれは、××じゃない。信じたくない。彼女が私の大切な者を奪うはずが無い。××じゃない! 違う違う違う違う!
大切な親友の…××は、私の前に立って笑ってた。
「……美月の、人殺し」
「あなたもじゃない。美香。」
彼女は、静かに微笑んだ。