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１４、「親友」

今日は、親友の麗那の命日。

１年前のあの日、わたしは麗那と一緒に遊んでた。

小さな小さな公園で。

２人だけで、遊んでた。

帰ろうとしたときに、車が飛び込んできた。

そして、麗那は死んじゃった。

わたしは、片腕の骨折で済んだのにね。

でも、変なんだ。

だって、あの公園へ行こうとしても、お墓にたどり着いちゃう。

結局、麗那の命日にまた、公園へ向かった。

すると公園にたどり着けた。

何でだろう。

そして、１人でブランコに乗って思い出してた。

あの日のことを。

そして、もう日が傾き始め、わたしは帰ることにした。

すると、目の前に麗那が現れた。

幽霊だとわかっているけど、不思議と怖くなかった。

だって親友だから。

麗那は、わたしの腕をつかみ、もう一度公園へ引き込んだ。





———それっきり少女を見た人はいなかった。