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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 怪談話【お題募集】 ( No.36 )
- 日時: 2011/05/29 12:51
- 名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
15「かくれんぼ」
5年前にAが消えた。
3年前にBが消えた。
そう、あの日を境にわたし達のグループはかくれんぼをしていると誰かが消えるのだ。
1人、また1人と減っていく。
とうとう残ったのはわたしとKだった。
Kは怯えながら、わたしを見つめた。
わたしは、あの日の出来事を思い出した。
過去
暗いがけ、暗い風景。
そこにうずくまる、二人の少女。
少女達は怯えきって……
冷え切って、二人でいた。
そんな時、片方の女の子が……おちた。
いや。落とされたと言うほうが正しいのだろうか?
「……わたしは死んでるの?」
Kに訊ねた。
Kは
「うん……わたしのせいで死んだの。ごめんね……許して……R」
すると、わたしの体が輝き始め、消えた。
Kは、誰もいなくなった公園で1人、冷たくなっていた。
そして、その近くには白骨化した少女の遺体があったそうな……
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