ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 怪談話 ( No.67 )
日時: 2011/08/15 15:49
名前: ミロカロス13 (ID: VYCQ1KaR)

じゃあ、俺も二作目行くか。


「全てを欲した女の子」




俺がちょっとしたお話をしてやろう。

怖くないよ。

よく聞いて?



さぁ、はじまりだ。


これは、ある女の子の話・・・。



〜♪〜〜♪

あの子はね?

毎日歌を歌っていたの。

綺麗なんだ。

あの子も声も。

私は欲しい。

あの子の綺麗な声と顔。

私は欲しいの。


あぁ綺麗。欲しい、欲しい!


欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい

欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しいほしい

ほしいほしいホシイホシイホシイ・・・!!!


私は誰よりも綺麗でいなくちゃ!

あの子が私より綺麗なんてあっちゃいけない。

どうすればいいかしら?



じゃあ、あの子の顔を剥ぎ取って、私がつければいいわね♪



さぁ、ナイフを持ちましょう。

あの子の部屋まで行きましょう。

あの子の首を絞めましょう。

あの子の顔を剥ぎましょう。

私にそれをつけましょう。



ほぉら!綺麗よ!私は綺麗!

でも、赤い液体がいやね。

洗いましょう。綺麗に、綺麗に!!



綺麗になったぁ!じゃあ次は声ね!さぁ、どうしましょう。

私の首と、あの子の首を取り替えましょう。

さぁ、あの子の胴体と頭を切り離しましょう。

さぁ、私の首にナイフを差し込みましょう。

















その子がどうなったって?

俺は答えかねないよ。

でも一つだけ言えるのは、


その子が居た屋敷は血の匂いしかしないってところかな。