ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 猫の怪談(短編集) ( No.9 )
日時: 2011/04/25 17:07
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

5、さようなら・・・(猫目線ですよ〜♪)

大好きな奈菜が帰ってこない・・・

何で?

どうして?

少したち、真由が、泣きながら帰ってきた。

お母さんもお父さんも泣いている・・・

何で?

お母さんがあたしの所にしゃがみ、こういった。

「ミミ・・・奈菜は、もう帰ってこないんだよ」

何で?

どうして?

奈菜が帰ってこないの?

何で?

皆黒い服を着てるしなんで?

10分ほどたったある時、白い布を顔にかけた奈菜が帰ってきた。

遊ぼ?

あたしは白い布を銜え横によけた。

あたしはいつものようにすりよって奈菜が起きるように努力した。

でも、奈菜は微動だにしなかった。

お母さんがしゃがみわたしにこういった。

「ミミ・・・奈菜はもうおきないの・・・死んじゃったの・・・」

死んじゃった?

何で?

嘘・・・

すると、

「ミミ・・・短かったけど・・・ありがとう。そして・・・さようなら」


何で?

どうしてさよならなの?

もっと一緒にいたいよ。

ねぇ・・・奈菜。

一緒にいてよ・・・

一緒に・・・

もっと一緒にいたいよ奈菜・・・

お願い・・・

1人は嫌だよ・・・