ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 夜の世界〜一章〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/22 19:42
- 名前: 響 ◆jJ8KVlzwNk (ID: quPWWdqU)
一章【Xeoi I hir, ele elma ole peg ele.
〜夜色の世界それは、存在する全ての夢と共に生きる世界〜】
1話【そして、それは】
冬を過ぎても朝の空気は切るように冷たく、澄んでいる。
そんな中、白く染まった息(二酸化炭素)をはきながら、僕は今まで住んでいた町に別れを告げた。ただ一言
『さよなら』と。
汽車で約3時間と10分北に進むと、この国の首都、エラルーシェがある。
人口34,000人くらい、面積・・・は不明(忘れた。)。特に暑くもなく寒くもなく「活気のあふれる街」と名付けられてもおかしくないほど賑やかな街。エラルーシェ。
だが、僕がこの街に来た時は丁度お祭りの時期であったため、活気がいい街ではなくただ単にうるさい街として僕の脳内にインプットされようと・・・
まあそれは置いといて、依頼掲示板(文字通りたくさんの依頼が掲示されている板)を探すついでに街探検に挑んでみるとしよう。地図もなしに探せるのかと言う疑問が浮かんできたのだがノ—プログレムである。僕は「適当に歩いていればいずれ見つかるだろう派」なのだから♪(違うけど。)
語尾に♪をつけてからの約一時間。僕は、年中無休テンションMAXな太陽に素肌を焼かれながら、街をただひたすら適当に歩いた。だが、どうしても見つからない。僕は昔からかくれんぼの鬼が大の苦手だったもので・・という意味不明な言い訳を脳内に浮かばせながら、しょうがなく『そこらへんの人に尋ねる』という方法を実行しようと試みる。
まずは復習。というか予習
『そこらへんの人に尋ねる』のやりかた。
1、そこら辺にいる人を探す(暇そうな人で)
2、ターゲットにした人に道を尋ねる
3、もう二度と会わない確率のほうが多いものの、シーユーアゲインをして別れる。
以上。やりかだの復習をしてからの実行に移す。レッツプレイ。
————————・・二十分後
見事に『そこらへんの人に尋ねる』をやってのけた僕は、最短十九分で依頼掲示板のある広場に到着していた。
依頼には、レベルがありレベル1〜レベル5まである。僕は依頼をやるのは初(法律で13歳からとなっている。)なので、レベル1の掲示板を拝見。えーと・・簡単そうなのは・・・・・
【奇跡の果実を探してきて下さい。】
僕は、気がつくとその依頼を引き受けていた。