ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 夜の世界〜そして、雪が赤く染まり・・〜 ( No.23 )
日時: 2011/04/30 08:21
名前: 響 ◆jJ8KVlzwNk (ID: B1rykyOu)
参照: とっもだっち100人でっきるっかな—

五話【幸福の森のもう一つの名前は・・】

あっるッこーあっるっこ〜私はー元気〜
病気の人の前で歌ったら、一発殴られそうなこの歌(特に体の不自由な人に)。だが今の現状、この歌がBGMとして流れて来そうな昼下がりではなく、昼上がりである。
昼下がりがアフタヌ〜ンだから昼上がりはモ〜ニングが・・
僕は、多少アイデンティティークライシス(と書いてネガティブと読む)になりながらも、幸福の森であろう森の中を歩いていた。
———途中辺りが暗くなったのなんか気にしない。
ただひたすら森の中を歩く。
歩く
歩く
歩く

・・・あれ?  

なんか同じとこぐるぐる回っているような気がしないでもない様な気がしないでもない。
なんか文の構成が変。
というか・・いや、気のせいだろ?気のせいじゃないと困るんだけど。

ザビー様どうかお助け下さい。っていうかザビーって誰だよ。
私ザビー。あなたの落とした物はこの、育毛剤リーブ48ですか?それともこちらのカツラですか?——それはただのお前の所有物だろうがこの野郎!——ちみ、ひどいではないか!もう私現実頭皮しちゃう!——かってにしてろー!
自分の脳内げんか。くだらないと思う。

・・・よし!歩こう。

上をむぅいてあーるこおぉぉ・・
はい。異議あり。この際言っておきます。上を向いて歩いてると。足元見えなくて危ないじゃないですか。
・・・ごもっとも!

・・・こうしているうちにもあたりはどんどん暗くなっていく。
ただ今の時間AM12:00。お昼上がりではなくお昼の時間だった。

さてさて問題。お昼なのになんで森の中が暗いんでしょうか?
いち——→ 空がくもっているから
にぃ——→ 木で光が差し込まないから
さん——→ 僕が下を向いて歩いているから
よん——→ 僕の前髪がケケケの鬼次郎級に長いから

答えは、すべてはずれ!!  

正解は僕にも分かりません。 ・・じゃあ問題出すなよとか言っちゃダメ。

『そこらへんの人に尋ねる』法(本日7回目だと思う)をつかって、そこらへんの人に尋ねよう。そこの死体とか・・・ww

・・・・ん?死体?

僕は指さしている方を見た。そこには木にもたれかかる死体が・・・いた。
「あの————・・この先どー行けばいいかわかります?」
沈思黙考。略して沈黙
もう何か頭の中がパニックになったようで、しゃべるはずのない死体に話しかけてしまった僕。なんたる失態。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

なんか・・めっちゃ死体と目が合っちゃうんですけど・・
とりあえず見なかった事にしておこう。

死体よ・・シーユーアゲイン。もう会いたくはないけれど。