ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 気まぐれストリートファイト 返信100とかウソダロ ( No.104 )
- 日時: 2011/08/07 16:33
- 名前: 青銅 (ID: 74hicH8q)
〜番外編 18・5話〜
「よ〜し、カラオケ行くぞ!」
と言って正来を倒したレオン達はカラオケボックスへと向かっていた。
地上にも出られ、いつも通りの道を進んでいたその時であった。
「ちょ〜っと待ってください皆様。」
「あっ?」
後ろを振り向くレオン。
そこに居たのはそう、実況兼審判であった小五郎だ。
「よぅ、実況。こんなところでどうした?カラオケ行くか?」
「ん〜、確かにカラオケはいいですね〜。だけど私もやることがあるんですよ。」
「やる事って?」
「ほら〜、やっぱり私も雇われの身とはいえ正来の部下じゃないですか〜。」
「それがどうした?」
「やっぱりこれじゃないですか?」
そういうとブルース・リーのようにステップを取りながら構えを取った。
「おいおい…無茶じゃねぇか?」
「何言ってるんですか。殴られて怖いようじゃ実況も審判も出来ませんよ?」
「しょうがねぇ…文句は言うなよ?」
そしてレオンも構えを取る。
「では、審判は自分が…勝負開始!」
タカの合図と同時に小五郎は…逃走した。
「テメェ言ってる事とやってる事全然違うぞ!」
「何言ってるんですか!追いかけてみてください!」
「逃がさねぇぞぉ!!!」
追いかけるレオン。
しかし、小五郎は速い。
やはりこう言った相手は逃げ足だけは一流なんだな、とレオンは思った。
その時。
「おぉっ!?」
「かかりましたね!これは落とし穴ですよ!」
「はめやがったな!」
結構深くまで彫っていたためになかなか出られないレオン。
一方で有頂天の小五郎は…。
「これで逃げ切りますね…どれ、ちょっと昼寝…。」
ウサギとカメでよくあるパターンの事をしていた。
そう、ウサギとカメ…カンの鋭い人はもう分かるだろう。
「おい。」
「ムニャムニャ…ハイ…ってえぇ!?」
何時の間にかに這い上がってきたレオンに驚く。
あれから30分後の事であった。
「覚悟しろよぉ…。」
「ま、待った!話し合いましょう!」
「岳飛流星拳!!!」
話し合いの姿勢も空しく小五郎は空のお星様となった(実際になってないけど)。
「よ〜し、行くぞ。」
「あの〜…私も〜…。」
「もう戻って来たのかよ…しょうがねぇな〜。」
「(やった〜。)」
「お前ら!行くぞ!」
そしてカラオケに行くレオン達。
その後、何故かレオン以外のものが吐き気や頭痛を訴えていたがそれはまた別の話である。
「く、来るんじゃなかった…。」
〜番外編 完〜