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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 〜アビリティワールド Remake〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/04/27 20:32
- 名前: 崇 遊太 (ID: BZFXj35Y)
〔0.プロローグ〕
────未来歴3年
そこは普通の人間と超能力を持つ人間の2種類が住み交わる世界。彼らは共に助け合い、共に生きている。
超能力者の6割を占めているのは子供であり、そのため超能力者専門の学校が最近では増え始めている。
『セクション‘東京’超能力高等専門学校』
未成年能力者を育成するこの学校は、国際化に励んでいるため他国と混じった国際学校となっている。
このような学校は47都道府県全てに一校は存在しており、日本は「能力者大国」と称されている程だ。
なぜ、このような未曾有の状態でも平和が続いているのか______
それは現在のアメリカ大統領であるクラウディア・G(ゴッド)・ホルテミウス・シニアの御陰である。
彼も超能力者であり、超能力に対して次の‘掟’を定めた。
─超能力者四原則─
1.超能力で犯罪行為を起こしてはならない。
2.人間と差別してはならない。
3.1の掟を破った場合、その能力者はどんな罪でも贖罪せねばならない。
4.1,2,3,の全てを破った場合、その能力者は世界から永久追放されねばならない。
そう。この掟があるからこそ、世界に散らばる超能力者達は誰1人として犯罪を起こさないのだ。
だがしかし
その当たり前概念は崩れ去ろうとしていた。
超能力者達は、革命を起こす。非現実的な存在の彼らは、非現実的な革命を起こそうと考えている。
終わりの始まりは、全ての始まりの地から始まる。
そして、始まりの地で終わる。
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