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俺はまだ消えたくない ( No.5 )
日時: 2011/05/01 23:44
名前: Qoo ◆9gywtI1ETY (ID: BSNeBYwh)
参照: 4年ぶりに小説書いてみる!

Episode1 act1
第4青鷺学園の日常
△▼
ここは、青鷺町。
人口1万人程度、周囲は猛々しい山に囲まれた、のどかな町である。
その青鷺町の東南にぽつんと立っている第4青鷺学園。
田舎と言っても、やはり都会と同じく、学生は2つのグループに分かれている。
他より一際目立っている者達、特徴もなく、ただ普通に生きていく者達、
いわゆる勝ち組と負け組である。
△▼
「おっはよー!」
朝の眠気も吹き飛ぶくらいの爆音が耳にこだまする。
同時に俺は後ろに何かの気配を感じたかと思いきや、肩に何かを重みを感じた。
次の瞬間に体に入ったのは、痛みだった。おまけに目の前は暗黒が広がっている。
「あぁ、またか…」
まだ眠気が残っているような声で、俺__遊崎海人は呟いた。
俺の後ろにコバンザメの様に張り付…抱きついている女は、
この第4青鷺学園の女子でも目立っている、井上 幸である。
「ゆーちゃん!今日はドコいく?」
再び眠気を貫くようなボリュームで俺の目を覚まさせる。
「ど…でもい…から早…寝…」
△▼
これが、第4青鷺学園の日常である