ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 桜と友情〜壊れるまでのカウントダウン〜 ( No.35 )
日時: 2011/06/04 21:21
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

第14話

家に帰り、いつものように寝転がっていた。

そして、少しずつ眠くなってくる。

十分ほどして、完璧に眠った。

そして、夢を見た。



プルルル……

電話が鳴り響き、わたしは、受話器を手に取る。

受話器から聞こえてくるのは、あせった麗辞の声。

「おい!花梨か?」

「うん。何?そんなにあせって」

「進が……進が……」

「進がどうかした?」

「死んだ———……」

え?わたしは信じられなかった。

だって……さっきまであんな元気だった進が死んだなんて。

プルルル……

電話の音で目が覚めた。

わたしは嫌な予感がしたが、受話器を手に取った。

進のことではない事を望みながら。

第14話オワリ