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【●】プロローグ『機動する天使、始まりの戦火』【●】


塔──それは人類が掘り起こした古代文明の遺跡である。
人類はここから様々な技術を持ち帰った。

塔は複数あり、オーストラリアの一部の地域に集中して発見されている。

その中の最も大きな塔には『バベル』という名前が付けられ、研究者達の研究の大きな課題となっていた。
しかし、バベルには古代の術式による封印がかけられており、中に入ることはできない。
その中に何が眠っているのかは、人類にとっての大きな謎であった。


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1987年──塔が発掘されてから10年が経った。塔は日本を中心とした多国籍研究チームによって掘り返され、その技術の多くは日本の学生連合の一つ『JCA（ジャパン・サイエンス・アカデミー）』に吸収された。
そして、『JCA』は“機動強化外骨格”『機甲妖精──Armored Fairy（アーマード・フェアリー）』を開発。
それは古代の技術の結晶であり、人類の更なる進化への道しるべとなった。


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そして現在、1997──学生連合の加盟校の多くでAF開発・運用のカリキュラムが実施されるようになる。
同時にバベル封印の術式の解除が最終段階に到達した。

そんな中、

“ある塔の中で一人の少女が目覚めた”……


【●】登場人物【●】
　
【●】シロ　
【絵】モノクロ（>>3）【声】出雲ｓ（>>4）
【・】塔のカプセルの中で眠っていた不思議な少女。感情は無く、この世界の事は何も知らない。その体はナノマシンによって強化されており、AFに似通った強化骨格を所持する。