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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 嘘をつきすぎたオオカミさん ( No.11 )
- 日時: 2011/06/09 19:04
- 名前: とも* (ID: npqOTMbR)
「見てきてよ」
「へ、俺!?」
「あんたしかいないじゃない、ほら!」
どんっと背中を押される。
廊下に出たが、しーんとしている。
「いねぇよ…」
「ちゃんと見て!」
うっせー…。
俺はトイレやら玄関やら見たが、誰もいなかった。
まぁ、いたのはウサギだけど。
「う、ウサギ?」
「2階にいた」
「ウサギ…」
「んだよ…」
「嘘、ウサギじゃないわよ」
「はぁ!?どー見てもウサギ…」
その時、ウサギの目が光った。
怒っているように。
「人間よ、これ」
「意味わかんね」
「ほら、見てなさい」
輝はウサギを高く上げた。
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