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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 共同『意味がわかると怖い話』 ( No.101 )
- 日時: 2011/07/21 23:25
- 名前: 神楽妖 (ID: T2uN9H3j)
【怪異家の一日・〜朝食時・】
目覚ましの音がする。
いつもより長い間、何回も鳴り響く。
「今日、なんかの記念日だったっけ……?いい加減うるさいんだけど」
ま、いいか。悪いことじゃないし。
そう呟いて、少女はベッドを降りた。
着替えを済ませ、髪の毛を整えるために鏡の前に立つ。
まだ5歳であるのに自分専用の部屋、更にはドレッサー的なものまで付いているとは……全く、羨ましい限りだ。
鎖骨ぐらいのまっすぐな黒髪をブラシでといた後ふとあることを思いつく。
「リボンが、そろそろ乾いてるかな」
心持ちうきうきした声で棚の上に置いてあるそれを手に取る。
リボンというのは、キティちゃんが付けている方ではなく、平たいひものような方のやつだ。
赤黒い色をして、光沢をもって出来上がったリボンを手に取り、満足げに微笑むと、さっそく髪に結んだ。
その時、母が1階から呼ぶ声が聞こえる。朝食ができたらしい。
今朝の様子からして、さぞ豪華なことだろう。
少女は食事が大好きだ。
そのくせに華奢な体系をしているから、そこも羨ましい限り。
軽やかな足取りで階段を下り、リビングのテーブルに着く。
しばらくすると、温かい朝食が出された。
思った通り豪華なステーキで、もはや朝食とは思えない。
「うちはIH使わないから省エネに貢献ね。」
キッチンのほうを向いてふとつぶやいた母の声を聞き流しながら、少女は朝食を食べ終えた。
ちなみに怪異家はオール電化だ。
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出ました!育人ちゃんシリーズ第3段ッ!!(待ってない。うん、別に誰も待ってないよ?
相変わらず長い……
なんか無駄なところ多すぎる気がする。
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