ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 私は私を壊した ( No.1 )
日時: 2011/06/03 15:37
名前: ERio...xx ◆2fprVGDylE (ID: C0UsoifF)

→Prologue


ほんのしたきっかけで私は狂った。


「ね、薬…気持ちよくなれるんだよ、ねぇ、使わない?」

「何それ怖いよ…」

「大丈夫、怖くない。やめたかったらいつでもやめれる」

「本当…?…じゃあ、少しだけ…」


嗚呼、気持ち良い。薬、もっとほしい。
もっともっともっともっとたくさん、もっとたくさん。


フラフラフラリ、フラフラリ、あー、気持ち良い。
頭がおかしくなっちゃいそう。あれ?頭おかしいんだっけ?

薬ってこんなに気持ち良いのに、何で皆「駄目」なんて酷い事言うのかな…?
もっとほしいよ、薬。

あ、腕が針の跡でいっぱい。これだけ薬使ってたんだ。
針…針の跡……針が刺さる瞬間…気持ち良い…。


もっと気持ち良いことしたいな、ほら、もっともっと。もっと気持ち良いことしたい。
たくさん気持ち良くなりたい。なりたいなりたい。
薬はとっても気持ちが良いものなの。悪いだなんて言わせない。


私の腕、ぐちゃぐちゃになっちゃった。薬のおかげ、ありがとう。あは。

私の腕、食べられてく。気持ち悪いモゾモゾしたものに食べられて、なくなってく。
私の足も食べられた。


覚醒剤 気持ち 良い よ とっ ても きもち い よ あ は はは ははは は