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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 私は私を壊した / 覚醒剤中毒者 ( No.4 )
- 日時: 2011/06/05 11:46
- 名前: ERio...xx ◆2fprVGDylE (ID: C0UsoifF)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17178
→003♯
───また朝がやってきた。
今日は仕方ないから学校に行こう。
んー、はっきり言って、行きたくないけどね。
水筒は絶対必要だね。
「おはよ瑠璃!久しぶりだね、どしたの?」
「おはよー、由梨、うん、ちょっと家の用事でね?」
「そっか、色々大変だね!」
由梨は私の親友。一番信用できる、友達。
けど覚醒剤のことは言わない。言えない。いくら親友でも。
…知られたら嫌われちゃうよ。
由梨にだけは嫌われたくない、絶対に。
早く授業終わらないかな。
なーんにも頭に入りはしないんだけどね。授業ってつまらない。
喉渇いたし、早く休み時間になってほしい。
授業も終わり、放課後になった。やっと帰れる。
ちょっとフラフラするけど、頑張って歩いたよ。
もうペットボトルの中身は既に空だし、自動販売機で水でも買おうかな。
鞄をあけると、注射器発見。……駄目だ、今は駄目駄目。家に帰ってから!
だって、人の目も気になるし……ほら、近くにいるじゃん。
抑えろ私。ほら、財布、財布を出すんだ。
───快感。
ぷつり。
薬がほしい…薬が…ほしいっ……!
早く家に帰らなくちゃ。
───薬が私を待ってる。
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