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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 遺伝子コード000±0 ( No.1 )
- 日時: 2011/06/09 16:15
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: xr1in99g)
えーと……こういう時って、こんにちはから始める? それとも、こんばんは? おはようございます?
全部いっぺんに言っちゃう?
「そうだな、俺の場合……はじめましてって、言うだろうな」
新しい選択肢を探ってみる。 で、大体見つかる。
遺伝子も、同じことが言える。 ただそれは、『同じ』が無い。
統一された答えもなければ、自分で決められるものでもない。 勝手に決まるものだ。
話を戻そう。 今、この時代。
人間の遺伝子……DNAが100%解明された今、多くのことが明らかになった。 不老不死の遺伝子の仕組みも作れれば、身体能力を操作することも可能。
で、俺たちは、遺伝子コードと呼ばれる遺伝子の配列によって、能力を扱う。
ちなみに俺の遺伝子コードは000±0×0補正。 能力者のゼロ族に分類される。 能力の使えない能力者。
全く、何の能力も扱えない。 例外って奴だ。
一般人には、その遺伝子コードなんてものは無い。 そう、俺は……遺伝子コードを持った……出来損ない。
その出来損ないが、知恵を振り絞り能力を持った奴を狩る。
これほど感動的な話は無いだろう? いや、俺は……能力者を狩るための能力を持った……能力者さ。
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