ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

─SUSPECT─ ( No.7 )
日時: 2011/07/07 23:04
名前: 神無月蓮音 ◆QbxCHceaIo (ID: 4RXkNMBl)


─7話─
殺人方法


また、例の手紙が届いた。

ぷかぷか
うかぶ
るあー

ま、いつもの様に意味の分からない手紙だが、
僕らにとってはとても大事な手紙だった。
「…次はプールか。」
「その様ね。」
僕らは桜のとプールの様子に気を配った。
その日、悠太は保健室に行っていた。
そして僕は臨時の召集に行っていた。
そして、僕はいつの間にか、プールにいた。
「…。」
プールは赤く染まっていた。一部だけど…
「いつの間に…」
すると麗がつぶやく。
「不思議…」
「…何が?」
「だって、争った跡が無いじゃない。」
「争った跡…」
「葉月君にも無かった。腹部を刺されてるのに、
 何も抵抗した跡が無かった。」
「あぁ、確かに…」
「!」
僕はプールの出入り口に何かを発見した。
「見て!」
そこには導線と鍵が落ちていた。
「…電気か…」
「そう。電気よ。」
「電気を流して、ショックした犯人を刺したのか。」