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Re: 突然のSeparation. ( No.2 )
日時: 2011/07/03 17:23
名前: 姪珂 ◆sda4evvVKg (ID: EbMOb6mj)


【Separation⇔001】


 左横にあるのは血まみれの君、
 もう少し左横に目をやると
 おもいっきり、へこんだ車—・・・


 「大丈夫かぁぁぁ?!!!」


 周りから聞こえる声はその瞬間を見ていた人たち
 ほんの2秒前の出来事だった。


 「今、救急車呼んでやるから!!」

 左横にある君の頭は真っ赤になっている
 君の血が私の白いスカートに染みている、
 私はまだ何があったのか把握できていない間だ。


 救急車の音が100メートル先から聞こえてきた
 20秒でこちらに到着した。
 救急隊員はすばやく救急車から降りこちらに来た。


 左横にある血まみれの彼の腕の脈をその人は触った。
 「脈拍低下!!」
 彼の手は血まみれで肌色は嘘のようだ。

 「ケガはないか?!」


 突然私の真後ろから声が飛んできて
 すこしビクっとした。

 「わ、私は大丈夫です。彼は?憐汰朗は?!」
 「わかりません、とにかくここから離れて・・」


 私は左横にいる血まみれの彼の腕をつかんだ
 「憐汰朗、死なないで!!!!!絶対に・・・!」
 緊急隊員があきれた顔でこちを見る。


 見知らぬ、救急隊員に腕をつかまれ
 無理やり、離れようとしない私の手を
 掴みその場から離された。


 1分半まで真っ白だった私のスカートは血で染まっている