ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂 気 の 鬼 ご っ こ 【オリキャラ募集します】 ( No.5 )
- 日時: 2011/07/02 21:10
- 名前: 志乃 ◆t1/0qBI8YA (ID: Fas9i7dG)
第2話
何だ…もう名前よばれてんだ。俺。教室の前に立ち先生の声に耳を澄ます。
「澤田!いないのか!?」
ふ…。もういってやるか。
教室の開けかけの扉をかなり開けて俺は堂々と入っていく。先生が俺にチョークを投げてくるがそれをうまくキャッチ。意外と…うまい…?
そんなことはともかくさっさと美亜の隣の席に腰をおろす。美亜がコソっと俺に喋りかけてくる。
「ちょっと、春くん?遅いんですけど?」
「わりぃ。寝坊しちまったわ。」
俺は髪をクシャクシャにしながら寝ぼけて言った。美亜は怒りからか低い声で言う。
「春から誘っといて遅れるなんてさいてー!!!!」
「悪いってば。」
はっきり言って俺は反省してるつもりだ。しかしこんなしつこく言われると俺だって堪忍袋が許すわけ…ないよなぁ?美亜?その気持ちはわかるから黙ってくれ。といえないままこの時間をすごした。
『ブー ブー』
はぁ!?馬鹿だろ!こんなときにメールって…。また美亜か?俺は隣の美亜をチラっと見る。見ると美亜も携帯を見ている。あいつしかいねぇ…。って…え?周りを見るとみんないっせいに携帯を見ている。
何だ…これ…。先生が怒りからかもう見てられないという顔で教室を飛び出す。
その間に俺はメールを確認してみた。
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送信元 ブラック
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本文:
貴方方は鬼ごっこの逃走者に選ばれました。
嫌がなんでも参加してもらいます。
途中で抜けた方には死んでもらいます。
なお、ミッションも何個か用意しました。
クリアできないでいるとその方も死にます。
さて、貴方方は何人生き残れるかな?
西高校2年3組の皆さん
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どういう…ことだ…?
ブラック?誰だよそれ!そんなの登録してねぇ…。なのになんで…?鬼ごっこの?逃走者?死ぬ?いまいち理解できてない俺に美亜はおどおどした口調で聞いてきた。
「春…なにこれ?」
俺に聞かれてもわからねぇよ…。
「さぁ…」
「私たちしぬの!?ねぇ!!!」
「死なない!!俺が守るからさ…!それにこのゲームをしなければいいんだ。な?みん…」
「やろうじゃねーか!その鬼ごっことかいうのをな!生き残ってやるぜ!」
俺が言い終わらないうちに叫んだのはクラスでもおちゃらけている輝樹だった。あいつ…。
「そうおもうだろう?春樹ー!」
何で俺に振るんだよ…。俺は困惑した表情でうなずいた。隣の美亜は震えている。そんな美亜を抱きしめながら輝樹を睨みつける。
「おも…う…」