ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂 気 の 鬼 ご っ こ ( No.56 )
- 日時: 2011/07/07 14:23
- 名前: 苺歌(いちか)元志乃 ◆2p8ap0KHic (ID: Fas9i7dG)
第6話
俺はやっと落ち着き今小さな椅子に腰をおろしている。足元には俺が投げたとおもわれる数冊の本が散らばっている。僚はそれを拾い上げながら言った。
「そりゃ春君があたるのも無理はないけど本にあたっちゃだめだよ…。」
「あぁ、わりぃ。もうどうなってるのかわかんねぇんだ」
「うん…。」
ついあたってしまった本に悪いことをした。本は何も悪くないのによ…情けないな…俺。足元に転がった1冊の本を拾い上げてページをめくる。
ん…?鬼ごっこ…?終わらない鬼ごっこについて…?
俺は今開いているページをすみからすみまで目でおった。
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終わらない鬼ごっこというのがあるのはご存知だろうか。
謎の鬼の手によって殺されていく者達。
誰も止めれず死んでいく。
1992年 ある学校で鬼ごっこが始まりそこで全校生徒が死んでしまった。
2010年 西山高校で鬼ごっこが始まる(開始10分で終わる)
鬼ごっこをとめれる者は鬼しかいないだろう
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これ俺たちと同じ現状…。西山高校って俺たちの高校の近くにあるあの高校?まさか…。ニュースでは何もいってなかったのに…。どうもおかしいとおもったんだよな…。最近西山高校、静かすぎるし…。開始10分で終わるってどんだけ…はやいんだ
ん…。そういえば美亜転校してきたんだっけ。高校きめてたけどその高校なくなったからここにきたとか…まさか西山高校のこと、じゃないよな…?
近くの椅子で身を震わせている華那。俺はそんな華那に声をかけた。
「なぁ、襲濫からなにかきいた…?」
「はい…ヒック…は、春樹くんたちにいってっていわれました…。京くんにいったんだけど…いいますね?あんと…うぅ…えと俺たちは心配いらないとかです…」
「そっか」
華那、よくがんばっていえたよ。泣きながらがんばっていう華那がとてつもなく偉いと感じた。そりゃそうだよな。大事な彼氏が命の危険にあっているっていうのに黙っていられないよな…。美亜だってそうおもってくれてんのかな…。美亜を見ると美亜は何やら携帯を弄っている。
あいつ…こんなときに…のんきだよな…。
『ブー ブー』
ん…?今度はなんだ?
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送信元 ブラック
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本文:
ミッション1
今からミッションを開始する。
内容は誰でもいいから4人が1人1人自分の血をとり
どこかにある木につけてこい。
できるだけ大量の血をとること。
4人とらなかった場合、全員死ぬ。
とった場合はミッション成功。
とりかたは注射器以外ならなんでもいい。
ではグッドラック。
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