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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 飛空聖騎士部隊【血十字連】 ( No.3 )
- 日時: 2011/07/10 13:02
- 名前: 王翔 (ID: uI3hDTJ6)
第二話
天津に案内され、華南は前線部隊の大部屋に来ていた。
何とも、大きな部屋だった。
部屋には、大きなステンドグラスの窓があり、ソファが
五つぐらい、大きなテーブルが一つある。
「はいはーい、みんな注目やで〜」
天津の掛け声に、先程までそれぞれ雑談やカードゲームなど
していた隊員達がさっとこちらに視線を移した。
「みんな見とるなあ?この子が、新人の華南やで〜。みんな
なかようしたってなあ」
「はじめまして、華南です……」
華南は、そう自己紹介をして頭を下げた。
前線部隊の隊員達は、非常に愛想が良く、すぐに打ち解けられそう
だった。
華南は、案内された自室で一息ついた。
「うまく、やれる……でしょうか」
ガチャ
突然ドアが開き、天津が入って来た。
「はいはーい、華南。元気かいなあ?」
「な、なんなんですかアンタ!!いきなり、部屋に入って来る
なんて……私、女なんですが!?」
「あー……大丈夫やって。俺、べつに猫耳萌えんし」
「いや、そう言う問題じゃ……」
「なに?」
「あ、もう…何かいいです、コノヤロー」
「で、明日から頑張れそうかいな」
「大丈夫っすよ。こう見えても、腕には自信あるんです」
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