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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 飛空聖騎士部隊【血十字連】 ( No.7 )
- 日時: 2011/07/10 16:34
- 名前: 王翔 (ID: Lp.K.rHL)
- 参照: http://loda.jp/kakiko/?id
第五話
華南は、天津に続き、後部座席に乗り込んだ。
「さーて、出撃するかいな」
天津は、ぐっとハンドルを上に上げた。
ゴオ!
一気に飛空角が急上昇した。
高く高く上昇していく。
雲が下に見えるぐらい、高い所を飛んでいた。
空が暗く、視界が悪い。
きっと、いつもなら絶景なのだろう。
「ほらほら、来たで。華南、ライフル準備やで」
「わ、分かってるです!」
「ほんなあ、援護頼むわ」
雲の向こうに、黒い飛空角が見えた。
あれが、黒角……
ビイイイイイイ!
黒角は、炎を噴射して来る。
「シールド展開!!」
天津の声に反応し、華南は紐形の防聖ハンドルを力いっぱい引いた。
ガッキイイイイイイン!!
白いシールドが、飛空角の前に展開、炎を防いだ。
「さて、反撃やで。華南も頼むで!」
「は、はい!」
天津が、二丁拳銃から炎を噴射するのに続き、ライフルで気が
遠くなるほど黒角を撃ちつけた。
ドンドンドン!!
あれだ……村を襲ったのは、あれだ…
華南は、村を襲ったものの正体を知った。
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