ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: このゲームをプレイしたら死ぬ(この謎にあなたも騙される) ( No.1 )
日時: 2011/07/10 14:54
名前: 前城刹那 ◆cSsNy1w6Kk (ID: iCAwesM8)

第一話「はじめから」

科学・・・科学、科学・・・

この世の中は、科学であふれている

その象徴でもあるかのように、今現在、多くの人に親しまれている物

そう、ゲームだ・・・

psp、ps3、DS、wiiなど、ゲームは、科学の進歩によって、脅威と言えるほど急速な進化を遂げた。

ゲームには、この科学世界にはない、夢の世界が広がっている

だが、この夢の世界を作り上げたのも、科学なのだ。

結局、夢の世界には、現実がある、ということだ。

神音 夢音(かみね ゆめと)も、そんな現実的な夢の世界に入り込んでいる人間の一人だ。

本来、部屋は暑いはずなのだが、科学の力で作られたクーラーというもので、夢のような冷やされた世界となっている。

その冷やされた夢の世界で、テレビゲームをしていた。


「うーん・・・」


テレビ画面には、眠っている巨大モンスター。その前に大股で立っている小さな人間が映っていゆ・・・


「はぁ・・・もうちょっとで、倒せるよ・・・」


夢人は、画面と会話をしているかのように、独り言を言った。なんとも、寂しい光景だ。

「ピコーン」

冷やされた世界である、夢人の部屋に、携帯のメール受信音が響く

「メールか・・・」

夢人は力なくそうつぶやくと、コントローラをその場に置いた。

そして、真後ろにある緑色のエコバックから、黒い携帯電話を取り出した。

メール画面を見ると、どうやら、登録されていないアドレスのようだ。

(ということは・・・どっかの勧誘メールか?)

そんなことを思いながら、夢人は本文確認というボタンをポチッと押した


・・・それが、すべてのはじまりだった。